「田渕哲朗の世界」
🔼
田渕さんのメッセージ性高い挨拶文に
胸熱くなりました。
日本は素晴らしい
伝統工芸を育んできましたが、今後の日本を考えます時、先人達が伝えてこられた
日本の精神文化や伝統文化、伝統工芸を支えていくのは
やはり私達日本人であると思います。
たくさんの素晴らしい人材を輩出した
有田窯業大学校の閉校は私達有田人にとっても残念であり衝撃なことでしたが、若い陶芸家の方、目指す方が学ぶ講座や研修は今も続いています。
https://www.scrl.gr.jp/index.php
有田の町が
これからも若者に夢と希望を与え、焼物の町として誇り高き文化発信地でありますこと
願っています。
田渕哲朗さんとの出逢いは
今から20年前
ギャラリー花伝をオープンし
営業を始めた頃でした。
ギャラリー花伝は
別名「花伝山房」
ホームページを
作成しようとして
検索したら
「花伝房」という名を見つけました。
我ギャラリー花伝は
世阿弥の「風姿花伝」からが由来です。
早速佐世保の工房に行ってみました。
正直どんな方かもわからずの
初訪問^_^
そこにはまさに世阿弥の
「風姿花伝」の世界がありました。
やはり私共と同じく
世阿弥の風姿花伝から
名付けられたそうです。
普通作家さんといえば
陶器、磁器、白磁、彫刻、など
ひとつのことに特化されて
作陶なさる方が多い中
全てをなさる誠に稀有な作家さん。
数回
ギャラリー花伝でも
展示会をさせていただきました。
しかも茶道も極められ
学びも深く、
奥さまのお話では
大の読書好きだそうです。
ビジネスより
とにかくいい作品を作りたい
ホームページもなく
ましてやFacebookやInstagramなどの
SNSもなさらない
ただお逢いして伝わるのは
本物であることです。
「ときめきを知るものは幸いである」
から始まる田渕さんの想い
それに開催にあたっての
ご挨拶の文章を拝読すると
身が引き締まる想いと
このような素晴らしい作家さんが
少年のような純粋さで年齢を重ねても
作陶をなさっていることに
感動です。
森奈保美さんは
若い頃からずっと
志を共にしてきた女流作家さん。
その奈保美さんが選ばれたのが
やはり田渕哲朗さんでした。
7月28日までです。
ー県立大分美術館ー
是非行かれてくださいね。
有田でもおふたりの展示会を
していただきたいものです。
美術館では生花を使用できず
古布で作った山野草を
田渕さんの手で丁寧に
美しく生けてあります。
さすが茶道の道を学ばれた方ですね。
0コメント