復刻事業

        精磁会社製【明治期】
尾形光琳の様式美を継承する流派を「琳派」と称している。
浅学の小生が知るところでは、本阿弥光悦、俵屋宗達を淵源に光琳、乾山は固より酒井抱一、鈴木其一などがいる。
近代では神坂雪佳が図案家でも知られているが、まさか彼が精磁会社の商品開発に関わったと言う足跡はない。
精磁会社中後期の図案はおそらく、深海竹治が手掛けたのかもしれない。
明治26年のシカゴ万博には絵画的な図案が推奨されたので、その影響下にあったものと思われる。
この杜若の大胆な描法と共に墨流しのあしらいは動きのある変化と共に市場の求めに応じているのではなかろうか。
近年、本歌を求めたものの、金彩が剥落していたのに気づいたのは暫くした後であった。
復刻版製作に当たり、本来の輝きを取り戻した。
「色絵杜若に墨流し図25cm洋皿」精磁会社製 明治中期


復刻版「色絵杜若に墨流し図25cm洋皿」花伝造
令和年製

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